ポケモンSV、結構怖い!?パルデア地方の図鑑テキストから読み解く新たなポケモン達の世界

初代赤緑からポケモンをプレイしている筆者にとって、最新作『ポケモンスカーレット・バイオレット』はシリーズでも過去最高傑作だと考えています。

ぜひたくさんの人にプレイして欲しいところですが、『なかなかゲームをやる時間がない』『ゲームは苦手だけど、ポケモンのキャラクターは好き』といった意見もあるかと思います。

そういった方に向けて、今作の冒険の舞台であるパルデア地方の図鑑の中から、特に不思議な特徴を持ったポケモン達を紹介します。

これを読めばゲームをプレイしていなくても、パルデア通を名乗れるかも知れません。

可愛く見えて、とても凶暴!?『デカヌチャン』

デカヌチャンは今作で登場したはがね・フェアリータイプのポケモンです。

ハンマーポケモンの二つ名通り自分の体より大きなハンマーが特徴。

ハンマーは目立ちますが、本体はフェアリーらしく可愛らしい見た目なので、きっと可愛らしい生態を期待した方もいるかと思います。

それではスカーレット図鑑のテキストを見てみましょう。

・知能が高くとても豪快。ハンマーで岩を殴り飛ばして空飛ぶアーマーガアを狙う。

その性格はあまりに凶暴です。

ちなみにアーマーガアははがね・ひこうタイプのポケモンで、前作の舞台であるガラル地方では空では敵なしとまで図鑑に記載されていたポケモンです。

その強さから前作では、空飛ぶタクシーとしてプレイヤーを助けていたのですが、今作ではデカヌチャンに襲われるため仕事が奪われている始末です。

更にデカヌチャンの進化前のナカヌチャンの図鑑テキストも、その凶暴性を表すものとなっています。

・大きくて頑丈なハンマーを作るために、キリキザンの群れを襲って金属を集める。

デカヌチャンの獲物がアーマーガアであるならば、ナカヌチャンの獲物はキリキザンであるようです。

キリキザンも全身刃物の危険なポケモンのはずなのですが。

図鑑から見るパルデア地方の凶暴性No1はこのナカヌチャン、デカヌチャンの一族ではないでしょうか。

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可愛く見えて、闇深い!?『イッカネズミ』

イッカネズミは今作で登場したワッカネズミの進化形であり、ノーマルタイプのポケモンです。

ワッカネズミがカップルポケモン、イッカネズミがファミリーポケモンとそれぞれ呼ばれています。

「カップルが結婚して、子供が生まれてファミリーとなっただけじゃん。何が怖いの?」と思われたかもしれません。

その理由があまりに不思議な進化方法と図鑑テキストです。

ワッカネズミがLV25で進化するのですが、控えだった場合は一切の進化演出がなく進化しているのです。

また、イッカネズミも「3びき家族」と「4ひき家族」の2つの形態を持っています。

性能に差はないのですが、この分岐条件は未だ不明となっています。更にスカーレット、バイオレット図鑑のテキストを見てみましょう。

・(3びき家族)いつの間にか子供が増えていた。家族のように暮らすが3匹の関係は解明されていない。

・(4ひき家族)いつの間にか2匹の子供が増えていた。家族のようにも見えるが真相は分からない。

そうなんです、現状誰の子供なのか、そもそも子供なのか不明というあまりに謎多きポケモンなのです。

ポケモンの世界において、繁殖は卵による可能性が高いとされています。

また卵を発見した後、温めて孵化させる必要もあります。

卵の段階を省略して、いつの間にか増えている子供‥謎は深まるばかりです。

影は薄いが、あまりに謎多き存在『ベラカス』

ベラカスは進化前のシガロコと合わせて、ころがしポケモンと呼ばれるむし・エスパータイプのポケモンです。

見た目からも分かるのですが、フンコロガシとスカラベ(フンコロガシの一種)をモチーフとしたポケモンです。

名前も反対から読んだだけですね。

ストーリー中の登場回数は多くなく影が薄い印象ですが、その存在は不思議に満ちています。

スカーレット、バイオレットそれぞれの図鑑テキストを見てみましょう。

・(スカーレット)玉を支える本体はほとんど動かないため、本体は玉の中にいると考えられている。

・(バイオレット)玉の中に赤ん坊が眠る。心地よく眠れるように脚で玉をまわしてあやしているのだ。

いや、どっちなんだ。説明が完全に矛盾しています。現実世界でのスカラベは抱えたフンに産卵するそうです。

よってバイオレットのテキストが正しいような気もしますが、本当の所はわかりません。

またスカーレットのテキストでは、ほとんど動かないのに対してバイオレットのテキストでは子煩悩でよく動いている印象を受けます。

ポケモンの赤と緑のようなバージョン違いは、パラレルワールドの形でポケモンの生態に変化はないと考えていましたが、そうではない可能性がベラカスによって示されました。

今作のスカーレット・バイオレットは両方のストーリーを進めると理解できるのですが、特にパラレルワールドであることがよく分かる作品となっています。

今後さらなる世界観の深堀が可能な情報が得られれば、ベラカスの矛盾の謎が解ける日が来るかも知れませんね。

油断していると連れ去られる!?危険なポケモン『フワンテ』『ゴチミル』

最後に紹介するのは過去作から登場しているポケモンの、ゴースト・ひこうタイプで風船ポケモンのフワンテとエスパータイプであやつりポケモンのゴチミルです。

過去作でもそうだったのですが、このポケモン達は人間を連れ去ることが知られています。

今作でもその恐ろしさは健在だったので、テキストを紹介します。

・フワンテ(スカーレット)風船と間違えてフワンテを持っていた小さな子供が消えてしまうことがあるという。

・ゴチミル(スカーレット)催眠術で子供を眠らせ連れ去ってしまう。星明りがきらめく夜には注意しろ。

ストレートに怖いですね。

ポケモン達はおそらく悪意なくしていることだとは思うのですが、連れさられた人間は一体どこに行ったのか。

実は赤緑の時代からポケモンによる子供の連れ去りはあったので、きっとこの謎は解けないままの方が幸せなのかも。

まとめ

『ポケモンスカーレット・バイオレット』における危険だったり、謎が多いポケモン達を紹介してきました。

しかしこれらはほんの一部にすぎません。

更に不思議なポケモン達が多数登場するので、ぜひ気になる方はゲームもプレイしていただけたら幸いです。

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