ピクミン2で出会えるユーモアあふれる外敵について

『ピクミン2』はニンテンドーゲームキューブで発売された『ピクミンシリーズ』の第2作で、同シリーズは今や任天堂を代表する作品の一つです。

今回は、ピクミン2で出会えるユーモアあふれる外敵についてご紹介します。

目次

惑星内の外敵について

ピクミンたちが住まう惑星内にはピクミン以外にも様々な生物が生息しています。

ピクミンを捕食しようとする天敵、ピクミンと共生を図ろうとする生物、そもそもの存在意義さえ不明な個体まで、その種類は全81種類と非常に多彩です。

ピクミンはオリマーやルーイから指示されたり投げつけられたりすることで、敵の体に張り付いた後、頭突きによって敵を攻撃します。

反対に敵は、張り付いたピクミンを必死に振りほどきそのまま捕食したり、防御行動によって自らを守ったりします。

ピクミンと外敵との戦いを俯瞰で見ていると、フィクションとはいえ、自然界の厳しさを見せられているようにも感じます。

本来、外敵はピクミンと敵対する忌むべき存在ですが、どこかそのビジュアルは愛くるしく、憎めません。

今回はその中でも特に、ビジュアルが奇抜だったり、防御行動が特殊だったりするユーモア溢れる敵をご紹介したいと思います。

生物図鑑番号:01

名称:アカチャッピー

体長:90mm

ピクミンを未プレイの方でも「こいつは見たことがある!」と感じるかもしれません。ピクミンシリーズにおけるアイデンティティとも言える敵 “チャッピー” のオーソドックスな種です。

体の半分以上の長さを誇る口唇とパッチリと前に飛び出た二つの目玉が特徴で、ピクミンたちが活動する昼間は体を丸めて眠っています。夜になると活動的になり、ピクミンたちを捕食しようとします。テントウムシのような斑点がある背中が弱点で、ここにピクミンを張り付かせれば倒すことができます。

ピクミン目掛けてドシドシと一直線に歩く姿はかわいらしいです。

生物図鑑番号:05

名称:アカコチャッピー

体長:30mm

アカチャッピーをそのまま小さくしたような生物です。子どものように見えますが、実は血が繋がっておらず異なる科に属しています。

アカチャッピーにそっくりな外見は、本物のアカチャッピーに同種だと認識させて、襲われなくさせる擬態のようです。任天堂の細かい生物系の設定が垣間見えますね。

弱点はアカチャッピー同様背中であり、ピクミンを上からぶつけるだけで簡単に倒せてしまいます。ピクミンを見つけたときに“キャッ”となく姿がとても愛くるしいです。

生物図鑑番号:07

名称:クマチャッピー

体長:88mm

アカチャッピーが赤の背中に白の斑点なのに対し、クマチャッピーは黒の背中に赤の斑点を持っています。また口がタラコ唇であり、これは…辛いものでも食べたのでしょうか??

夜行性である他のチャッピーとは異なり、昼でも活発に活動し、フィールドをノッシノッシと歩いて動き回ります。徘徊途中で見つけたピクミンには真っ直ぐ向かっていき、捕食しようとします。まるでチャッピー界の警備員のようです。

弱点はやはり背中で、アカチャッピーと比べるとややしぶとめ。さらに一度倒しても、時間経過と共に体力が回復していき、満タンになると復活してまたノッシノッシと動き出します。クマチャッピー、恐るべし…

生物図鑑番号:12

名称:ハチャッピー

体長:50mm

ハチャッピーはなんとピクミンに寄生されたアカチャッピーです。背中からはピクミン同様、葉っぱが生えてきており、ピクミンの面影を感じさせます。クマチャッピー同様、パトロールをするようにフィールドを徘徊して捕食対象を探します。

後ろにはハチャッピー同様に寄生された子どものアカチャッピーがおり、こちらは親の後ろをチョコチョコとついて回ります。親が倒されると周りのピクミンと同調し、なんとオリマーやルーイに従うようになります。

どうやらピクミンが寄生したチャッピーの個体の大きさによって、チャッピー側が主体かピクミン側が主体かが変わってくるようですね。生命の不思議を感じる設定です。

生物図鑑番号:31

名称:サライムシ

体長:30mm

ドングリ状の体から二本の長い両腕が生え、ネコジャラシのような触覚を持つ奇妙な飛行性生物です。

ピクミンの集団を見つけると、空中から早い速度で襲い掛かり、二本の腕でピクミンを空中へとさらってしまいます。その後捕食するのかと思いきや、なぜか地面に向かってピクミンを投げ捨てるという謎の行動を繰り返します。

飛んでいるところを下からピクミンを投げ当てると、地上に落下するので、その後はピクミンでタコ殴りにしてしまえば倒すことができます(害はないので、そこまでしなくてもいいのかも…)。

生物図鑑番号:56

名称:ミウリン

体長:60mm

左右非対称なまるで岩石のような見た目の生物です。ハート形の体から長い腕が生えており、ピクミンを見つけるとこれで叩いてくる。しかしピクミンがつぶれることはなく、そのまま地面に埋まって、花を咲かせる。

どうやらピクミンに対して敵意はないようで、ただただ自分がピクミンの花を咲かせたいがための行動だともいえるのでしょうか。

普段は植物の実や種を食べて過ごしている。めっちゃいいやつです。

生物図鑑番号:72

名称:ダマグモ

体長:足幅240mm

クモと名のつくものの、実際には足は4本しか存在しない全く種が異なる生物です。高い位置にある球体から長い足が4本生えており、足先はやや平べったくなっていて、自らを襲う敵を踏みつぶそうとします。

高い位置にある球体が弱点で、ピクミンに張り付かれると体を揺らして振り落とそうとします。

倒すと球体がまるでくす玉のようにパカっっと開いて、中からおたからが出現するのですが、どういう機構で中にしまい込んでいるのかはまったくもって不明です。

また、倒すと球体も足も全て粉々になり露と消えてしまうため、詳しい調査が進んでいないらしいです。

生物図鑑番号:78

名称:アメボウズ

体長:112mm

巨大な石のローラーにまたがった半透明状の人型スライムのような生物です。そもそも生物かどうかも分からず、オリマー曰く「恐怖の生んだ幻」という説もあるのだとか…。

ピクミンを見つけると、巨大なローラーに乗りながら接近し、踏みつぶそうとしてきます。ローラーに巻き込まれるとピクミンもそのほかの外敵も一撃で死んでしまうので非常に恐ろしい敵でもあります。

紫ピクミンを投げつけると、紫ピクミンの体の重さで透明な体が実体化して、攻撃できるようになります。倒すと体もろとも破裂してしまい、死骸は残りません。やはり見てはいけないものだったのかもしれないですね…

ピクミン2をプレイしたことのある人なら必ず通るトラウマモンスターでもあります。

外敵ビジュアル参考画像(任天堂公式HPより引用)

アカコチャッピー:https://www.nintendo.co.jp/ngc/gpvj/start/seibutu_m/index.html

クマチャッピー:https://www.nintendo.co.jp/ngc/gpvj/start/seibutu_mmm/index.html

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